・上陸直後の幼体について注意
上陸直後の幼体は、先ほど説明したように、完全な上陸個体になる前の段階です。
皮膚の状態も大事ですが、消化器官もまだ完全とは言えません。
この時期、気を付けたいのが餌やりです。
上陸して間もない個体は4、5日は餌を食べなくなります。
これには理由があります。
呼吸器官も陸上に変化したわけですが、消化器官も陸上へと変化している途中なのです。
無理に餌を与えようとせず、準備ができるまで、幼体を落ち着かせてあげることが優先です。
また餌に興味を持ち食べ始めたからといって、安心してはいけません。
まだ変態途中のためか、イモリは餌を飲み込む力が未熟です。
幼生時上手に餌を食べてたのに、明らかに餌を食べるのが下手くそになります。
あまり大きな塊の餌を与えると、喉に詰まらせて窒息死してしまいますので、注意してください。
実際私も、この段階で2匹窒息死させた苦い経験があります。
卵から上陸するまで、成長したイモリが死んでしまうのは、かなりショックです。
それからは反省し、活きイトメの置き餌は止め、ピンセットでバラシてから、少しずつ飲み込んだか確認しながら与えています。
<私の失敗(上陸直後の幼体管理)>
タッパーで飼育の写真
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以前はタッパーでも大丈夫だと思い、飼育管理していたことがあります。
上蓋には、たくさんの空気穴を開けています。
しかし、これは大失敗でした。
ポツポツと一匹ずつ、マダライモリ幼体が死んでいきました。
主な症状は、お腹に水が溜まり膨らんでしまい、喉が圧迫され窒息してしまうことです。
最初原因がなかなか分からず、最終的に10匹殺してしまいました。
(これは確実に私のせいなので、言葉が悪いと思いますが、あえて「殺してしいました」を使いました。)
これは先ほど説明したように、飼育環境下に逃げ場がないため、マダライモリを殺してしまったのです。
タッパーの写真でも分かるように、高低差が全くなく、植栽シートを敷いただけの飼育環境です。
これではマダライモリ幼体が、常に水分の多い場所にいることになります。
イモリはお腹から、水分を吸収して皮膚のうるおいを保ちます。
死んだときの状態でも分かるように、水分を多く吸収しすぎて、お腹がパンパンになってしまったわけです。
このように、飼育者(私)の知識の無さのせいで、イモリを殺してしまうことは、残念ですが起きてしまいます。
ただここで、「なぜ起きてしまったのか?」を追及することが、とても大事になると考えています。
ネットや書籍にイモリの飼育に関する情報はたくさんあります。
しかし、底材のところでも書いたように、飼育者の管理方法でいくらでも環境は変化してしまうのです。
今回の失敗は、飼育者が各々で飼育ノウハウを追及していかなければいけないと、痛感した出来事でした。

コメント
コメント一覧 (3件)
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こんにちは。
ご相談なのですが、5㎝程のマダライモリを飼育を始めたばかりなのですが、前足の下あたりの胴体に太さ1㎜程の白い糸のようなものが巻き付いているのに気付きました。
脱皮の皮だと思うのですが、1日経過しても脱皮する様子は無く、若干、皮膚を締め付けているようにめり込んでいるように見えます。
湿度90%前後、温度19℃でのソイルを敷いた飼育環境です。
『水を入れた容器にイモリを入れて皮をふやかして綿棒で皮を取ってあげる…』ようなことを考えているのですが、イモリ飼育は初めてなので不安です…
何か良いアドバイスを頂けたら幸いです。
ご相談の程、よろしくお願いします。
こんにちは。
返信遅れてしまい、申し訳ございません。
時間が経ってしまったので、今更になってしまいますが、脱皮の皮が残っている場合は、クマさんが書かれたようなやり方で問題ありません。
もしまだ何かマダライモリついて気になることがありましたら、私(イモリプログラミング)のTwitterの方に質問してもらったほうが、すぐ返信できますので、よろしくお願いいたします。